乗鞍天空マラソン初挑戦！

乗鞍天空マラソンはいいよ～*と，ラン友に誘われ
フルマラソン42.195kmでの開催2回目の今年 初挑戦！

*「いいよ～」とは「めっちゃキツくて気持ちいい」の意味

コースは乗鞍観光センター（標高約1500m）をスタートしてほぼ水平に5km往復して
観光センターに戻り，その後は肩の小屋（標高約2600m，スタートから23.6km）まで上って折り返し，
後はひたすら下って観光センターでゴールするというもの。
標高の高さと上りの大きさからいって，恐らく国内で最もタフなフルマラソンだろう。

ラン友3人と前日6/23に乗鞍高原の温泉民宿に泊まり温泉と夕食を堪能し良く寝て目覚めると
翌6/24は昨日のぐずついた梅雨空が嘘のように晴れ上がっているじゃないか！
AM5:30に朝食をいただき，観光センターに移動してまもなく
AM7:30にゆるりとレーススタート！（みんなもわりとほのぼのスタート）

さて，昨年の参加者のタイムを眺めて平地のタイムの30分増しぐらいでいけると想定
あわよくばサブ3.5で，最低でも3時間30分台でゴールしたいなと思ってスタートしたが・・

最近の遅めのジョグしかしていないのと1週間前の富士スカイライン＋富士宮5合目～山頂往復43kmの
疲れもあるのか，のっけの平坦5kmでキロ4分半ほどでも既にキツイ状況
5kmの給水所はぬるめの水しかなく（スポドリなし），のどから先に入っていかずむせるし・・
上り初めても足が重めなので，ストライド小さめでピッチは下げ過ぎずに
前のランナーを少しでも抜くことを励みにしつつ進む。
女子1位（タレント福島舞さん，今年のハーフが1時間21分でオイラより明らかに速い）は
上り始める前にかなり先に行ってしまったので，先に見えている女子2位との差を徐々に詰めて
10km手前で抜いた。

三本滝11.8kmのエイドでスポドリを飲んでようやくペースがつかめて少し楽になる。
標高をあげても日差しがあり涼しくなく，ノースリーブのランシャツ下のファイントラックがうざく感じる。
10年近く前に乗鞍マウンテンサイクリングに参加した時と同じコースなのだげ，それを思い出しつつ上るが，
当然ランは遅いのでもどかしい。
20kmのエイドでは腹の減ったのでバナナを一切れをスポドリで流し込む。
しばらく進むと既に折り返して来たトップ男子とすれ違う。早すぎるだろと突っ込みをいれつつ，
徐々に苦しくなってきてペースが落ち気味なところで，後ろからリズムよく上ってくるランナーを感じた。

まさかと思いつづら折りで下を見ると，なんとラン友の一人国内トレラン表彰台常連のJさんだ！
Jさんは昨年のこの乗鞍マラソンで女子2位で，今年も優勝は厳しいももの当然表彰台狙いだろう。
雪渓が見え，道の両側の雪の壁が現れ，折り返しまであと1kmぐらいか・・
折り返しまでは何とかJさんに抜かれないように頑張るが，標高の影響もあり，呼吸はヒイヒイ
どうにか抜かれずに23.6kmを折り返したもののエナジー切れに近い。
なのでバナナを一切れ頬張り，スポドリ＆味噌汁もいただいていたら，颯爽とJさんが抜いていった。

まあ，下りで抜き返せると思って再スタートし，約18.5kmをひたすら下ることに
しかし，思ったほどスピードが乗らない。
しばらくして上ってくるラン友のSさんとNさんとあいさつし，Jさんを追うも徐々に遠ざかっていく。
こっちはキロ4分10～20秒ほどなので，Jさんはキロ4分ぐらいか・・・
これは敵わないなと諦めつつも時折現れる前の男子ランナーを捕らえて抜き，やり切ってゴールしよう。

34km過ぎてエイドが近いので，携帯していたMagONジェルを飲んだらむせて呼吸ができない。
気が遠くなりかけたが，どうにか持ち直して35kmのエイドに着いてスポドリで流し込んで助かった。

ようやく1kmを切って3時間30分台は厳しいが，
更にもう一人男子を抜けそうなのでスパートしようとしたら，ふくらはぎがピクピクし出した。
強く踏み込まないようにピッチを上げてラスト200mで並んで抜いて，どうにかゴール！

ゴールの先には女子2位のJさんがインタビューを受けている。
インタビューの終わりを待って，やるなぁ～早かったね，おめでとう！と声をかけた。

オイラはまだまだガンバフンバが足りないようだ。来年出るなら勝つけんねっ

記録　3時間40分41秒　
総合32位/完走1034人　男子30位/完走865人