北アルプス初めました [ハイク]
8月の最終週から天気予報をチェックし続け、
ようやく9月13~15日の2泊3日の予定で、
北アルプスに初めて行くことにした。
マイカーを使いソロで行くにはやはり周回コースがよいので、
山と高原の地図とにらめっこして考えたコースは
9/13 三股登山口~蝶ヶ岳~横尾山荘~殺生ヒュッテ(テン場でツェルト泊)
9/14 殺生ヒュッテ~槍ヶ岳~西岳~大天井岳~常念小屋(テン場にツェルト泊)
9/15 常念小屋~常念岳~前常念岳~三股登山口
で、9/12に長野県警にネットで登山届を提出
9/13 2:00過ぎに出発し、三俣駐車場に5:40到着
さっと準備を済ませ、5:55にお山へ出発
9月でもう少し涼しいことを期待していたけど、蝶ヶ岳への上りは結構暑い。
標高2500mを超え、稜線に出ると風がひんやりして気持ちいい。
蝶ヶ岳のピークには寄らず、分岐を右折するとすぐ先に蝶ヶ岳ヒュッテが見える。
瞑想の丘には8:45着
あの山塊の先には槍が見えるはずだけど・・雲が~
蝶ヶ岳ヒュッテの先はこんな感じでプチ色付いている。
結構長い下りを終え、横尾に10:35着 平日の金曜だというのに結構な人で賑わっている。
オイラのように金曜から仕事休んだ人もかなりいるかも。
かなりの水量の梓川沿いを進む。でもちっとも涼しくない というより暑い。
槍沢ロッヂをスルーして、しばらく行くと槍?じゃね と思ったけど聞く人もいなくて分らず。
遂に川もほとんど枯れて、先の山々が露わになってくる。
やっぱ人気のコースなのか、結構ハイカーとすれ違ったり、抜いたりしていく。
ちなみにトレラン風の人はいない。
大曲の手前まで来て振り返る。
行く手にようやくガスが消えつつある槍が見えてきた。
さらに1分後クリアになった。
14:02に殺生ヒュッテに到着し、受付してテン場代500円を払って、今宵のねぐらツエルトを張る。2方向を石に囲まれ、風が多少は凌げそうだ。
まだ時間はあるので、予定を変更し、槍に登ることにする。
ウエストポーチに500mLボトルとデジカメと財布を入れ出発、やはり身軽はいい。
それほど渋滞もなく、至れり尽くせりのマーカーとハシゴのおかげで思った以上に容易に登頂できた。
ガスが多く高度感は薄く、眺望も悪くて残念。
ともあれ、これで日本3位の標高山頂をゲットとなったので、めでたし。
降りてきて槍ヶ岳山荘から見ると、完全に晴れている。
う~む、少し粘るべきだったと後悔。
でもこうやって望遠で上る人を見るのも楽しい。
マイツエルトに戻ることにする。殺生ヒュッテがかわいらしく見える。
さて、夕食にして休むとしよう。
夕飯はアルファ米にレトルトキーマカレーを掛けたもの、アルファ米が出来るまでにリフィルのどんべい天そばを食べた。
夕飯の時から雨がポツポツ来ていたが、ツエルトに入り、シュラフに潜り込んだ後に19時過ぎから稲光とともに激しい雷雨になる。
もう勘弁してってぐらい、時折強い雨がツエルトを激しく叩く。
ガイラインの張りは完璧で室内空間は保たれたものの、雨が両サイド上部メッシュから入り込むし、雨は耐水圧を超え生地から徐々に浸透するし、床下には行き場のない水が溜まりまくる。
今更ヒュッテに避難なんてできないし、風雨はなかったことにして、ダウンシュラフにシュラフカバーをかけてぬくぬくしながら、顔にはタオルを巻いてうとうとし続けたとさ。
たぶん1時間ほどで止み、その後いつの間にか寝落ちていた。
2時に起きて外に出ると満天の星。
でも高山病なのか頭痛がひどく、トイレに行くと臭いも手伝ってプチリバース。
少し気分が晴れて、ヘッドトーチを付けてぼちぼちツエルト撤収開始。
濡れたツエルト、シート、マットを速乾タオルで何度も拭いて絞る。
食欲はなく、インスタントコーヒーとクリームパンのみで5:10出発
大槍ヒュッテまで来て、日の出を待ってご来光を拝む。
振り返ると槍が朝焼け
東鎌尾根を進む。前の山々よりも後ろの槍が気になって仕方ない。
完全に魅入られてしまったようだ。
西岳ヒュッテにザックをデポして、ウエストポーチだけで7:45に西岳山頂に着く。
下には西岳ヒュッテ
喜作新道を進むも後ろ髪を引かれて振り返り振り返り撮る。
槍の右奥には三俣蓮華岳、鷲羽山、水晶岳など山々が連なる。
進む前方に大天井岳に至る稜線くっきり。
で、また振り返ると進んできた喜作新道と東鎌尾根の先には槍
大天荘に着いて、ここでもザックをデポし、大天井岳に登る。山頂に10:35着。
結構な賑わい。視界も良好でしばし眺望を楽しむ。
南アルプスもくっきり。
槍をバックに撮ってもらう。
調子は良くなっていて、腹が減ったので、大天荘前のテーブルで早めの昼食
とにかく直ぐ湯が沸くJETBOIL君、今回も活躍中
即席パスタにスライス餅を投入していただきました。
昼食の間、濡れたツエルトも乾かしたとさ。
天気はやはり下り坂で、雲とガスがかなり増えてきている。
進みも順調なので、今宵の常念小屋のテン場泊は止めて、本日下山決定とする。
2日とも雨の晩をツエルトで過ごすのは辛いしね。
時折晴れ間が出る。ナナカマドの実も赤く、葉も少しづつ色付き始めている。
秋が深まりつつあるのね。
常念小屋に13:00着いて、コーラと水を買い、常念岳へ
かなりのペースでヒイヒイいいながら登ったのに三股方面への分岐までのコースタイム1時間に対して40分だった。このCTはおかしい?
常念岳山頂にはこの分岐でザックをデポし、ウエストポーチのみで登る。
14:00登頂。もう周りは雲だらけで、そそくさと下りる。
ちなみに常念小屋から三股(CTで5:40)まで水場がなく、途中浮石・ガレやクサリ場もあり体力に自信の無いもの経験の浅いものは慎むよう常念小屋に注意書きがあった。
ちょっと躊躇したけど、オイラがたどり着けないようなコースなら、ほとんどのハイカーは無理でしょ と考え予定通り進むことにした。
確かに尾根道はこんな岩稜で浮石もあって進み辛い。
マーキングがはっきりしないところも多い。
雨だったりガスが深いと確かにヤバイと思う。
不覚にも両膝をとがった岩にヒットさせ血を出しつつ進む。
前常念岳はいつのまにか通過し、石室に14:42着。
その後もしばらくこんなのが続く。
岩稜が終わると樹林帯、足にやさしいけどこれが長い。
1000mも下らねばならない。
このコースを下るのはまだいいけど、暑い時期に上るのはかなりきついと思う。
オイラも上りはやりたくないね。
そういえば先ほど岩稜で5人とすれ違った上りの人たちはなんてタフなんだと感心した。
で、時々前のハイカーを抜く時に「下り長いですねぇ~」と愚痴りながら進む。
川の音が徐々に近づき、ようやく16:37三股に出た。
駐車場に戻ったのは16:45 今回も楽しい山行だった。
今回の相棒もザックはゴッサマギアのゴリラ、ポールはヘリノックスFL120
そして今回初使用の山と道UL 15s+パッド 公表値113gと軽いが熱遮断性に優れ、そこそこのクッション性で快適だった。でもボリュームがあるので外付けしかできないけどね。
ちなみにザックのベースウエイトは6.6kg
ULにしてはちょっと重い。9月の半ばの北アルプスならシュラフやストーブや厚めマットは快適なハイクには必要だしね。
というわけで、初めての北アルプスも無事(擦り傷は無視)に終了
帰り道で安曇野ICまでに土砂降りとなり、早めの下山で正解だったようだ。
今度はどの北アルプスに行こうかなぁ
ようやく9月13~15日の2泊3日の予定で、
北アルプスに初めて行くことにした。
マイカーを使いソロで行くにはやはり周回コースがよいので、
山と高原の地図とにらめっこして考えたコースは
9/13 三股登山口~蝶ヶ岳~横尾山荘~殺生ヒュッテ(テン場でツェルト泊)
9/14 殺生ヒュッテ~槍ヶ岳~西岳~大天井岳~常念小屋(テン場にツェルト泊)
9/15 常念小屋~常念岳~前常念岳~三股登山口
で、9/12に長野県警にネットで登山届を提出
9/13 2:00過ぎに出発し、三俣駐車場に5:40到着
さっと準備を済ませ、5:55にお山へ出発
9月でもう少し涼しいことを期待していたけど、蝶ヶ岳への上りは結構暑い。
標高2500mを超え、稜線に出ると風がひんやりして気持ちいい。
蝶ヶ岳のピークには寄らず、分岐を右折するとすぐ先に蝶ヶ岳ヒュッテが見える。
瞑想の丘には8:45着
あの山塊の先には槍が見えるはずだけど・・雲が~
蝶ヶ岳ヒュッテの先はこんな感じでプチ色付いている。
結構長い下りを終え、横尾に10:35着 平日の金曜だというのに結構な人で賑わっている。
オイラのように金曜から仕事休んだ人もかなりいるかも。
かなりの水量の梓川沿いを進む。でもちっとも涼しくない というより暑い。
槍沢ロッヂをスルーして、しばらく行くと槍?じゃね と思ったけど聞く人もいなくて分らず。
遂に川もほとんど枯れて、先の山々が露わになってくる。
やっぱ人気のコースなのか、結構ハイカーとすれ違ったり、抜いたりしていく。
ちなみにトレラン風の人はいない。
大曲の手前まで来て振り返る。
行く手にようやくガスが消えつつある槍が見えてきた。
さらに1分後クリアになった。
14:02に殺生ヒュッテに到着し、受付してテン場代500円を払って、今宵のねぐらツエルトを張る。2方向を石に囲まれ、風が多少は凌げそうだ。
まだ時間はあるので、予定を変更し、槍に登ることにする。
ウエストポーチに500mLボトルとデジカメと財布を入れ出発、やはり身軽はいい。
それほど渋滞もなく、至れり尽くせりのマーカーとハシゴのおかげで思った以上に容易に登頂できた。
ガスが多く高度感は薄く、眺望も悪くて残念。
ともあれ、これで日本3位の標高山頂をゲットとなったので、めでたし。
降りてきて槍ヶ岳山荘から見ると、完全に晴れている。
う~む、少し粘るべきだったと後悔。
でもこうやって望遠で上る人を見るのも楽しい。
マイツエルトに戻ることにする。殺生ヒュッテがかわいらしく見える。
さて、夕食にして休むとしよう。
夕飯はアルファ米にレトルトキーマカレーを掛けたもの、アルファ米が出来るまでにリフィルのどんべい天そばを食べた。
夕飯の時から雨がポツポツ来ていたが、ツエルトに入り、シュラフに潜り込んだ後に19時過ぎから稲光とともに激しい雷雨になる。
もう勘弁してってぐらい、時折強い雨がツエルトを激しく叩く。
ガイラインの張りは完璧で室内空間は保たれたものの、雨が両サイド上部メッシュから入り込むし、雨は耐水圧を超え生地から徐々に浸透するし、床下には行き場のない水が溜まりまくる。
今更ヒュッテに避難なんてできないし、風雨はなかったことにして、ダウンシュラフにシュラフカバーをかけてぬくぬくしながら、顔にはタオルを巻いてうとうとし続けたとさ。
たぶん1時間ほどで止み、その後いつの間にか寝落ちていた。
2時に起きて外に出ると満天の星。
でも高山病なのか頭痛がひどく、トイレに行くと臭いも手伝ってプチリバース。
少し気分が晴れて、ヘッドトーチを付けてぼちぼちツエルト撤収開始。
濡れたツエルト、シート、マットを速乾タオルで何度も拭いて絞る。
食欲はなく、インスタントコーヒーとクリームパンのみで5:10出発
大槍ヒュッテまで来て、日の出を待ってご来光を拝む。
振り返ると槍が朝焼け
東鎌尾根を進む。前の山々よりも後ろの槍が気になって仕方ない。
完全に魅入られてしまったようだ。
西岳ヒュッテにザックをデポして、ウエストポーチだけで7:45に西岳山頂に着く。
下には西岳ヒュッテ
喜作新道を進むも後ろ髪を引かれて振り返り振り返り撮る。
槍の右奥には三俣蓮華岳、鷲羽山、水晶岳など山々が連なる。
進む前方に大天井岳に至る稜線くっきり。
で、また振り返ると進んできた喜作新道と東鎌尾根の先には槍
大天荘に着いて、ここでもザックをデポし、大天井岳に登る。山頂に10:35着。
結構な賑わい。視界も良好でしばし眺望を楽しむ。
南アルプスもくっきり。
槍をバックに撮ってもらう。
調子は良くなっていて、腹が減ったので、大天荘前のテーブルで早めの昼食
とにかく直ぐ湯が沸くJETBOIL君、今回も活躍中
即席パスタにスライス餅を投入していただきました。
昼食の間、濡れたツエルトも乾かしたとさ。
天気はやはり下り坂で、雲とガスがかなり増えてきている。
進みも順調なので、今宵の常念小屋のテン場泊は止めて、本日下山決定とする。
2日とも雨の晩をツエルトで過ごすのは辛いしね。
時折晴れ間が出る。ナナカマドの実も赤く、葉も少しづつ色付き始めている。
秋が深まりつつあるのね。
常念小屋に13:00着いて、コーラと水を買い、常念岳へ
かなりのペースでヒイヒイいいながら登ったのに三股方面への分岐までのコースタイム1時間に対して40分だった。このCTはおかしい?
常念岳山頂にはこの分岐でザックをデポし、ウエストポーチのみで登る。
14:00登頂。もう周りは雲だらけで、そそくさと下りる。
ちなみに常念小屋から三股(CTで5:40)まで水場がなく、途中浮石・ガレやクサリ場もあり体力に自信の無いもの経験の浅いものは慎むよう常念小屋に注意書きがあった。
ちょっと躊躇したけど、オイラがたどり着けないようなコースなら、ほとんどのハイカーは無理でしょ と考え予定通り進むことにした。
確かに尾根道はこんな岩稜で浮石もあって進み辛い。
マーキングがはっきりしないところも多い。
雨だったりガスが深いと確かにヤバイと思う。
不覚にも両膝をとがった岩にヒットさせ血を出しつつ進む。
前常念岳はいつのまにか通過し、石室に14:42着。
その後もしばらくこんなのが続く。
岩稜が終わると樹林帯、足にやさしいけどこれが長い。
1000mも下らねばならない。
このコースを下るのはまだいいけど、暑い時期に上るのはかなりきついと思う。
オイラも上りはやりたくないね。
そういえば先ほど岩稜で5人とすれ違った上りの人たちはなんてタフなんだと感心した。
で、時々前のハイカーを抜く時に「下り長いですねぇ~」と愚痴りながら進む。
川の音が徐々に近づき、ようやく16:37三股に出た。
駐車場に戻ったのは16:45 今回も楽しい山行だった。
今回の相棒もザックはゴッサマギアのゴリラ、ポールはヘリノックスFL120
そして今回初使用の山と道UL 15s+パッド 公表値113gと軽いが熱遮断性に優れ、そこそこのクッション性で快適だった。でもボリュームがあるので外付けしかできないけどね。
ちなみにザックのベースウエイトは6.6kg
ULにしてはちょっと重い。9月の半ばの北アルプスならシュラフやストーブや厚めマットは快適なハイクには必要だしね。
というわけで、初めての北アルプスも無事(擦り傷は無視)に終了
帰り道で安曇野ICまでに土砂降りとなり、早めの下山で正解だったようだ。
今度はどの北アルプスに行こうかなぁ
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