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山耐決戦用シューズ☆決定 [トレラン・レース準備]

オイラはadizero XT(アディゼロXT)で最期の山耐に挑むことを宣言します!

さっ9月14日の山耐フルコース試走でadizero XT履いたので,その印象をレポートしよう。
でも足と脚に合うかどうかは,足型に加えて走力や体重などで異なるはずなので,そこんとこ考慮して読んでちょ~だい。

オイラのこと
身長は170cm(今年の身体測定で縮んでた),体重は52.5~54.5kg。
走力としては昨年の山耐でサブ10。
体重の軽さを活かして,緩斜面の登りは小走り,急登もできる限り小刻み早歩きで登る。
下りは最期の金比羅尾根の緩斜面を除いて,スピードを殺さない程度にやや抑え気味に走る。
スタートとラストの5kmを除けば,できるだけコンスタントペースで省エネ走法を目指すタイプだ。

トレラン・シューズ歴
トレラン・シューズサイズは26~27cm,USサイズなら8.5~9inch。メーカによってだいぶ異なる。
これまでにアシックス ゲルフジ(初代)→Salomon XA3D-Pro→Montrail コンチネンタルディバイド→Teva X-1→VASQUE ブラー→Montrail ストリークと2004年から2008年夏まで履いてきた。ここ1年練習用はほとんどブラー。

adizero XT 2008モデル
今回試したのは今期モデルのadizero XT(以下XT)27.0cm R:274g,L:276g(左右で微妙に重さが違うのは個体差?)
オイラの脚は甲高,幅広タイプで,3Eぐらいがジャストフィットする。
この軽量性はかなりの武器だと思う。考えてみて欲しい。
71.5kmだと1歩1.2m(ざっくり平均)で約6万歩にもなる。
この1歩で100gも一般的なトレランシューズより軽いのは相当なスタミナ温存になるはずだ。
車の場合,バネ下重量の軽減が走りの軽さに影響するとされている。同じように人の場合も膝から下が軽いのはランニングとって圧倒的に有利になる。ちなみにふくらはぎも細くて軽い方がスピードが出せる。

XTの昨年までのモデルとの違いはアッパーのメッシュの部分で,特に小指の部分の拡大だ。
これでおいらの足にフィットするようになった。即決で9月11日に上野アートスポーツで購入した。

随分と前置きが長くなっちゃって,すんません。
サラッというと,「グリップ良し」,「接地感びしびし」だ。
トレイルでも26cmで250gぐらいまでのロードシューズを履いていて,もう少しグリップのよい物を求めたいならいい選択だと思う。
でも,Montrailコンチネンタルディバイド,VASQUEブラーなどの厚底で安定感のあるシューズに履き慣れている人には路面情報が伝わり過ぎて疲れ易く感じると思う。

グリップの良さは,山耐コースの第二チェックポイント月夜見第二駐車場先のかなりの急な下り坂で走り比べると良く分かる。9月14日は少し湿った路面だったが,直滑降してもXTはほとんど滑らなかった。
ほぼ同条件を9月6日にブラーで走っているが,直滑降するとザッザッと少し滑る(ただし,ブラーは7~8分山)。
昨年の試走時のコンチでも滑ったように思う。ちなみにロードシューズadizero CSは良く滑る。直滑降はオイラには無理だった。
岩場のグリップもまずまずだと思う。大岳山下のガレ場も岩は湿っていなかったが,滑る気配は無かった。ただし,ガレ場の過信は禁物だね。湿っていたり,コケを踏むとツルリンと。。本番は夜中だし。ネガティブなことはイメージしないしない

ソールのパターンからして一見ロードが走り難いとも見得るが,そんなことはほとんど無い。
まあ,オイラがロードは飛ばしても1km4分半ぐらいまでだからかもれいないが,ソールのブロックパターンがヨレる感じはするが不安はない。
しかもこのソールは強い!試走でブロックが少し剥れているかもと思ったらこの通り全然平気。
IMGP3759.JPGIMGP3761.JPG

本当に全コース走ったの~?ってぐらい平気なツラをしている。
この辺はadidasがサッカースパイクなど丈夫でグリップのいい素材のノウハウが豊富だからかなぁ
それとアッパーも何度か岩や木で擦っているが,破けたり解れたりしてはいない。比較的丈夫だと思う。

Montrailストリークとの比較
春先の青梅高水山と志賀野反のレースには軽量性を重視していてスリークを投入していた(それでもXTより片足40g重い)。しっかり走るにはXTと比べるとつま先が広くルーズ過ぎる。本来26.5cmではなく,26cmを選択すべきだったかもしれない。
ストリークはロードもしなやかに走れるのだが,アーチサポートがXTより弱いようだ。長時間トレイルでは足底筋の疲労がXTより大きいと感じた。クッションが柔らか過ぎるのかもしれない。
もう一つ,ストリークは決してグリップが良くない。ガレ場ではパターンが弾かれて滑り出しが早いように感じる。マッドコンディションでXTは試していないので比較にはならないが,ストリークはグリップは決して良くない。
まとめるとストリークはかなりの脚力があり,スピードを殺さずに多少滑らしながら走れるランナーには使い易いのかもしれない。

adizero XTの欠点と改善点
前述したが,ソールが薄いため,路面のインパクトを受け易く拇指球辺りがかなり疲労した。
サイドの高さがロードシューズ並みに低いので,足首のサポート性が弱い。小石や小枝が時折舞い込む。
足首のサポート性の低さから来る捻挫の予防にはテーピングをしておけばいい。
異物侵入は足首までのカバー(スパッツ)を付けると防げる。暑くて違和感があるので,オイラは付けないけど。
この辺りは軽量性とのトレードオフなので仕方ないと思う。

改善点をあげれば,靴紐のホール数をもう一つ増やすといいと思った。そうすればつま先,中間部,足首下とホールド感が調整し易くなるはずだ。
今回履き下ろし即山耐フル試走という暴挙?であったので,靴紐の締め方を把握してなかったのかもしれないが,左右1回ずつ締め直している。
それでもまだ完全にしっくり来ていなかった。靴紐の締め方についてはもう少し検討してみよう。

なお,試走時のソックスにはX-socks SPEEDONEを履いてマメはできなかった。もっともオイラはトレイルシューズでマメが出来たことがない。体重の割に脚のサイズが大きいからなのかもしれない。もちろんワセリンは事前に指と踵は多めに拇指球には薄めに塗っている。

総 括
手持ちのロード用adizero CS2の220gよりXTは50g強重い。しかし,CSよりもグリップ力とクッション性に優れ,多少ルーズに走れるXTを山耐本番で履くことに決めた。

読者の皆さんがXTの山耐投入を検討するのなら,次の条件を勝手にあげます。ロードシューズでもトレランが練習なら抵抗なくこなせる,山耐ならサブ12,青梅高水山なら2007年コースで3時間,2008年で3時間半まで といったいずれかの人の方がシューズの性能を活かせるように思う。

最後に正直,サブ10クラスのランナーには履いて欲しくない。
何故なら,オイラが喰われるかもしれないからね ハハハッ~


【Today's Exercise】
腹筋ローラー30往復のみ
明日はジテ通+チャリ練しようっと
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コメント 2

マカニ・トモ

なるほど、小指部分が少し広くなっているのですね。たしかに、それなら僕も当りが気にならなくなるかも。グリップ力や、接地感については、僕の印象も同じですね。
僕は、ソックスとの相性とか、シューレースの締め方など、少し研究してみようかと思っています。
by マカニ・トモ (2008-09-16 22:18) 

かげマルッ

トモさん 早速読んでいただけようでどうもです。
私はかなり前からadidas派で,昨年XTが出て早速試し履きしたんですが,幅がきつくて断念しました。今年のモデルはメッシュ部分が初代CSに近いんですよ。
でも,せっかく買われた旧XT(いやな言い方ですね~)を何とか来年の青梅高水山ででもデビューさせてやってください。
by かげマルッ (2008-09-16 23:19) 

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